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2013年5月

伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」&ゆかたコレクション2013

大正・昭和初期のの女性たちを魅了した幻の“蝉の翅(はね)”=「十日町明石ちぢみ」の伝統的工芸品指定30周年を記念する特別イベントを下記のように開催致します。

十日町小唄に「着たら放せぬ味の良さ」と唄われた、夏のきものをこの機会に是非、お買い求め下さいませ。

※会場は日本橋三越前の「ブリッジにいがた」ですので、どなた様もお気軽にお立ち寄り頂き、ご覧頂くことができます。

【伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」&ゆかたコレクション2013】

日時:平成25年6月5日(水)~9日(日)
    午前10時~午後6時30分(5日は正午から、9日は午後5時まで)

会場:ブリッジにいがた(東京都中央区日本橋室町1-6-5 だいし東京ビル1F 03-3243-2840)

内容:①伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」の展示販売(伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」のほかにも「小千谷ちぢみ」・「本塩沢」など新潟県の伝統的工芸品や夏のきものに合うお洒落帯や夏の和装小物も展示販売致します。)
   ②吉澤織物の染めと織りのきもの、西陣のお買い得袋帯の展示販売(
吉澤織物の付下・染め着尺・紬や西陣有名メーカーのお買い得品や訳あり品。早いもの勝ちです。)

   ③2013年新作ゆかたの展示販売(竺仙や源氏物語、竹田庄九郎・有松絞りなど有名ブランドのゆかたやお買い求めやすい機械織りの「小千谷ちぢみ」を展示販売致します。)

   ④小物・ハギレコーナー(きものの生地で作った小物や、大人気「ハギレ」をお気軽にご覧ください。)

案内状をご希望の方は、

①住所

②お名前

③ご連絡先・電話番号

をご記入の上、メール(info@banjiro.com)にてお申し込み下さいませ。

  
  

伝統的工芸品指定30周年「十日町明石ちぢみ」③


「十日町明石ちぢみ」と「十日町絣」が伝統的工芸品指定され、今年は30周年を迎えます。

以前も「十日町明石ちぢみ」について何回かにわけて記事を掲載致しましたが、改めて伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」をご紹介致します。今回は「十日町明石ちぢみ」の特徴です。

「十日町明石ちぢみ」の特色

 「十日町明石ちぢみ」の特色は、強撚糸の緯糸にあります。八丁撚糸機により、27デニール(大正時代の「十日町明石ちぢみ」は14デニールを使用していました)の糸に1mあたり約4,000回の撚りをかけています。

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※八丁撚糸機

「強撚糸だから、かすかな不純物が混ざっているだけで、まっすぐな時にはわからないような汚れや不純物が短くなり、濃くなってしまいます。ですから、繭の最初や最後の方の糸は使わず、真ん中の、不純物の少ない最高級の糸を原料にしないと明石ちぢみは作れません。」(吉澤織物の伝統工芸士)

そして、糸染め・絣・巻き・織りなどそれぞれの工程においても薄物ゆえに、通常の織物以上の技術や集中力・責任感が要求されています。

このように最高級の糸に高度な撚糸技術を加え、職人のプライドをかけた繊細で緻密な幾つもの工程を経ることによって「蝉の翅」とも呼ばれ、十日町小唄に「着たら放せぬ味の良さ」と唄われる、「十日町明石ちぢみ」ならではの清涼感あふれる着心地が生まれるのです。

この「十日町明石ちぢみ」は、戦争中の統制経済を経て、戦後十日町においても生産数がほとんどない時期がありましたが、平成10年に吉澤織物が限定復刻し、大正・昭和の女性をおおいに魅了した高級夏着尺を現代のきものファンに紹介致しました。

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復刻生産された「十日町明石ちぢみ」は、平成の女性たちにも支持され、縮布の前掛地を生産していた三代目吉澤与市以来の100年以上の伝統の技を駆使し、吉澤織物の工場で「明石ちぢみ」・「明石上布」・「筬波明石」の3タイプが年間約400反生産されており、夏のお洒落きものとして人気を博しています。

伝統的工芸品30周年を迎える「十日町明石ちぢみ」を産地メーカー直販価格で購入できる記念イベントを下記のように開催致します。

案内状をご希望の方は、

①住所

②お名前

③ご連絡先・電話番号

をご記入の上、メール(info@banjiro.com)にてお申し込み下さいませ。

【伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」&ゆかたコレクション2013】

日時:平成25年6月5日(水)~9日(日)

    午前10時~午後6時30分(5日は正午から、9日は午後5時まで)

会場:ブリッジにいがた(東京都中央区日本橋室町1-6-5 だいし東京ビル1F 03-3243-2840)

伝統的工芸品指定30周年「十日町明石ちぢみ」②

「十日町明石ちぢみ」と「十日町絣」が伝統的工芸品指定され、今年は30周年を迎えます。

以前も「十日町明石ちぢみ」について何回かにわけて記事を掲載致しましたが、改めて伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」をご紹介致します。今回は「十日町明石ちぢみ」の歴史です。

「十日町明石ちぢみ」の歴史

 

「明石ちぢみ」は今から400年ほど前、播州明石の船大工の娘・お菊によって「かんなくず」をヒントに考案されたといわれています。また、『本朝俗諺誌』に「明石縮は豊後国小倉の名産なり」という記述が見られるように、明石藩主の小笠原氏が豊前小倉に国替えとなり、小倉でも生産されていました。

 

享保年間に刊行された『万金産業袋』に「たて絹糸、横もめんいとにて、尤もよくうつくしく縮たる物也。」とあり、もともとは、経緯とも木綿でありましたが、苧と絹の交織が生まれ(苧縮)、やがて経緯とも絹糸になり、「明石本縮」と呼ばれた歴史もあります。

 

そして、明治20年頃、新潟県柏崎町の越後縮問屋・洲崎栄助が、西陣の織物業者が「明石ちぢみ」を研究しているのを見て、西陣より湿度が高く、越後縮以来の強撚糸の優れた技術を持つ十日町が織るのに適していると考え、十日町の機業家「米忠」の佐藤善次郎に見本を見せて研究を進めたのが「十日町明石ちぢみ」の始まりです。

撚糸の担当は金子幸吉、意匠は「絣の名人」直井喜代八、整理仕上げの担当は浜間庄蔵。いずれも当時の最も優れた技術者が「明石ちぢみ」の開発に挑むことになりました。

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試行錯誤を繰り返し、更には「澤喜」の田口米蔵との共同研究を進めていきますが、最大の難関は「撚糸」と「整理・仕上げ」であり、幾度もの失敗や血のにじむような苦心を重ねながら、明治27年頃に製品を市場に送り出します。

 

経糸に練糸、緯糸に生糸を使った両シボ明石は「縮緬」に近い地風なので、当初は「透綾縮緬」と呼ばれていましたが、原産地の地名をとって「明石ちぢみ」と命名され、「十日町明石ちぢみ」が誕生しました

 

難産の末に誕生した「十日町明石ちぢみ」ではありますが、割高感が強い上に商品そのものが未完成であったため、当初の需要は必ずしも多くありませんでした。しかし、蒸熱加工により「濡れると縮む」という欠点を克服、「玉の汗にも縮まぬ明石」の名のもとに面目を一新し、その後、防水加工の発明によって高級夏着尺の地位を確立していきます。

 

このような産地の改良・努力とともに、大正年間には生産点数は3万反から15万反へと5倍になり、昭和4年に発表された「十日町小唄(作詞:永井 白湄 作曲:中山 晋平)」がコマーシャルソングとなって、「十日町明石ちぢみ」を全国に広めていき、昭和7年の生産点数は27万反と産地全体の70%を占めるようになりました。

 

昭和10年10月には「明石ちぢみ創作50年祭」が3日間にわたって産地を挙げて盛大に行われ、発展功労者の一人に、吉澤織物で「十日町明石ちぢみ」の製織を始めた五代目吉澤与市(貞治)も選ばれています。

 

十日町小唄(作詞:永井 白湄 作曲:中山 晋平)

 

越後名物数々あれど 明石ちぢみに雪の肌 

 

着たら放せぬ味の良さ

 

 テモサッテモ ソジャナイカ テモ ソジャナイカ

 

昭和14年度の吉澤織物「十日町明石ちぢみ」生産点数は、2,605点という記録が残っています。

 

参考資料 『十日町市史通史編6 織物』

伝統的工芸品30周年を迎える「十日町明石ちぢみ」を産地メーカー直販価格で購入できる記念イベントを下記のように開催致します。

案内状をご希望の方は、

①住所

②お名前

③ご連絡先・電話番号

をご記入の上、メール(info@banjiro.com)にてお申し込み下さいませ。

【伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」&ゆかたコレクション2013】

日時:平成25年6月5日(水)~9日(日)

    午前10時~午後6時30分(5日は正午から、9日は午後5時まで)

会場:ブリッジにいがた(東京都中央区日本橋室町1-6-5 だいし東京ビル1F 03-3243-2840)

伝統的工芸品指定30周年「十日町明石ちぢみ」①

「十日町明石ちぢみ」と「十日町絣」が伝統的工芸品指定され、今年は30周年を迎えます。

以前も「十日町明石ちぢみ」について何回かにわけて記事を掲載致しましたが、改めて伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」をご紹介致します。

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経済産業大臣指定伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」

 

「伝統的工芸品」とは、「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」において

 

主として日常生活の用に供されるものであること。

 

その製造過程の主要部分が手工業的であること。

 

伝統的な技術又は技法により製造されるものであること。

 

伝統的に使用されてきた原材料が主たる原材料として用いられ、製造されるものであること。

 

一定の地域において少なくない数の者がその製造を行い、又はその製造に従事しているものであること。

という要件に該当するものと定められています。

 

 和装需要の後退傾向による十日町産地低迷の打開策として、「越後縮」など産地本来の伝統的織物の掘り起しを行うなかで、昭和56年十日町織物産地振興対策協議会は、伝統的工芸品指定申請に関わる各種調査・検討を開始。

共立女子大学北村哲郎教授の指導を受けた十日町織物組合が、「十日町明石ちぢみ」と「十日町絣」を選定し、申請致しました。あわせて産地としての具体的な振興計画と表示事業に関わる実施要領の検討もしています。

 

そして、「十日町明石ちぢみ」と「十日町絣」は、昭和57年11月1日に第17次指定されました。

 

 

伝統的工芸品30周年を迎える「十日町明石ちぢみ」を産地メーカー直販価格で購入できる記念イベントを下記のように開催致します。

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【伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」&ゆかたコレクション2013】

日時:平成25年6月5日(水)~9日(日)

    午前10時~午後6時30分(5日は正午から、9日は午後5時まで)

会場:ブリッジにいがた(東京都中央区日本橋室町1-6-5 だいし東京ビル1F 03-3243-2840)

久しぶりに・・・

久しぶりに「伴治郎」近くの美味しいお店を紹介致します。

最近、新規開拓をしていなかったので、このカテゴリーの話題がなかったのですが、久しぶりに感動したので、ご紹介致します。

お店の名前は「Sento Bene」。イタリアンです。

「予約のとれない料理教室」でこちらのシェフが有名だそうです。

コストパフォーマンスも良く、本当にオススメです!

『美しいキモノ』夏号

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『美しいキモノ』夏号が発売されました。

今回P202・P203に「お稽古や気軽なお出掛けに愛される夏織物 明石縮の季節」」という特集で伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」が掲載されています。

また、別冊付録の「日本の伝統染織大辞典」のP28でも「十日町明石ちぢみ」の記事が掲載されており、吉澤織物の「十日町明石ちぢみ」が掲載されています。

「伴治郎」ではこれらの掲載柄をきものアイ特別価格にて販売致しております。

これらの「十日町明石ちぢみ」を産地メーカー直販価格で購入できる「伝統的工芸品『十日町明石ちぢみ』&ゆかたコレクション」を下記のように開催致します。(『美しいキモノ』夏号P156でも紹介されています。)

【伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」&ゆかたコレクション2013】

日時:平成25年6月5日(水)~9日(日)

    午前10時~午後6時30分(5日は正午から、9日は午後5時まで)

会場:ブリッジにいがた(東京都中央区日本橋室町1-6-5 だいし東京ビル1F 03-3243-2840)

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案内状をご希望の方は、

①住所

②お名前

③ご連絡先・電話番号

をご記入の上、メール(info@banjiro.com)かお電話(03-3408-5450)にてお申し込み下さいませ。

「十日町織物 産地特別招待会」、終了致しました!!

5月10日から12日までクロステンで行われた「十日町織物 産地特別招待会」、盛況のうちに無事、終了致しました!!

ご来場頂きました皆様、ありがとうございました。

展示会の様子は地元紙『新潟日報』にも報道されました。

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東京で開催される「染織の祭典 十日町フェア」は下記のように開催決定です!

この「染織の祭典 十日町フェア」では、人気ブランド「吾妻徳穂 踊りの世界」など吉澤織物の振袖をご覧・ご試着頂くこともできます。

案内状の発送はまだ先のことになりますが、案内状のご希望の方は、

①住所

②氏名

③電話番号

をご記入の上、メール(info@banjiro.com)にてお願いします。またお問い合わせもメールにて承ります。

【染織の祭典 十日町フェア】
日時:平成25年8月29日(木)から9月1
日(日) 

    午前10時~午後6時(初日は午前11時から、最終日は午後5時まで) 
会場:
サンライズビル東京(東京都中央区日本橋富沢町11番12号)

2013年坂戸山初登山

2013年坂戸山初登山
十日町市から車で約20分。坂戸山に登ってきました。

写真のように周囲の山々には残雪が見られますが、登山道には既に雪がなく、歩きやすかったと思います。

ただいつものことですが、身体が慣れていないので、とても苦労しました。

途中地元の人たちの「4往復目」、「3往復目」という会話が聞こえ、恐れ入った次第です。

今日から「BANJIRO 7th Anniversary」です。

平成18年の5月11日に「伴治郎」がオープンし、開店7周年を迎えます。開店以来、皆様より賜りました多くのご愛顧に対しまして心より厚く御礼申し上げます。

今日から7周年の記念イベントを行っています。是非、ご来店下さいませ。

【BANJIRO 7th Anniversary〜お客様に感謝の気持ちを込めて〜】
日時:平成25年5月11日(土)〜25日(土)
        午前11時〜午後6時

※期間中の19日(日)はお休みさせて頂きます。
会場:伴治郎店内

記念企画:①きものクリニック(シミ抜きなど)…特別大サービス50%OFF

       ②店内商品…ALL20%OFF

                     ③お買い得品コーナー

                  ④伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」など夏物新作(ALL20%OFF)

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