フォト

最近のトラックバック

« 三井寺(園城寺)② | トップページ | 日向大神宮 »

新羅善神堂

新羅善神堂
三井寺近辺への立ち寄りの目的地。
新羅善神堂。
新羅大明神をお祀りしています。

源八幡太郎義家(石清水八幡宮)・源賀茂二郎義綱(上賀茂神社)に継ぎ、源義光はこの神社にて元服し、新羅三郎を名乗ることになったと言われています。

火坂雅志著『源氏無情の剣』に収録されている「心なきもの」では、義光が上の兄二人に比べ、自分の神社があまりにも無名だと、憤るシーンがあり、どんなところなのか、一度、行ってみたいと思っていました。

※「心なきもの」より
「兄者たちの名はいずれもよい。義家兄者の名となった石清水は、武門の守り神。義綱兄者の上賀茂神社は、平安京の鬼門を固める鎮守神。どちらも武門の棟梁源家の男子たるにふさわしい神じゃ。しかるに、わが名の由来となった、新羅明神はどうだ。この京の都で、そのような社があることさえ、知る者はめったにおるまい」
「さようなことはござりませぬ」
「ではきくが、新羅明神はどこにある」
「洛北でございましょう」
「やはり、知らぬではないか」
「新羅明神は、三井寺園城寺の守り神よ。寺の境内の北隅に、小さな社ある。それがわしの名のもとじゃ」

なかなかわかりにくい場所にありましたし、雨の平日かもしれませんが、誰もいませんでした。

近くに義光の墓もあるみたいですが、わかりませんでした。

※「心なきもの」より
(あいかわらずちっぽけな社だな)
  ほとんど拝みに来る者がないのか、社のまわりの地面には雑草が生い茂っていた。広壮な三井寺のなかで、新羅明神のある一角だけが、暗く沈んでいるように見える。
(まるで、おれのようだ・・・・・・)

この物語では、最終的には義光は頼義が新羅大明神に託した想い(新羅大明神の本来の姿は素戔嗚尊であり、古の武神であった、と小説にはあります。)を知ることになり、その後の武功に繋がった、という展開でした。

※「心なきもの」より
「新羅明神に帰依されるとは、めずらしいお方じゃ。新羅明神は新羅国の神で、開祖円珍和尚こと智証大師が、唐よりご帰国の途次、夢中で出現された霊験あらたなかな神とのこと」
「この社の神は、異国の神か」
「異国の神とは仮の姿。新羅明神の本来のお姿は、じつはわが国古来の神じゃ。 その名を、素戔嗚尊と申される」
「素戔嗚尊・・・・・」
 

行って良かった、新羅善神堂。

« 三井寺(園城寺)② | トップページ | 日向大神宮 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 三井寺(園城寺)② | トップページ | 日向大神宮 »