坂井希久子著『若旦那のひざまくら』⑥
主人公・長谷川芹が中心となって計画した、西陣老舗の板倉織物の直営店「KURA」。
お盆前にオープンしたもののなかなか、売上につながらない。
当初は丸洗いキャンペーンなどの「フロントエンド商品」で顧客情報を集め、「バックエンド」である自社製品である帯の販売に結びつける戦略ではあるが、社長からのプレッシャーもあり、次第に焦りを感じ始める。
・高額商品を売りつけるのではなく、お客様の不安を取り除き、信頼醸成を心がける。
・押し売りはしない。
・目利きが選ぶ商品を適正販売で扱う。
・直営店だから、ぼったくり価格は絶対にない!という認識
これらが浸透するまでの主人公の我慢が続く!
そして、その日はついにやってくる!
主人公・長谷川芹の信念や営業姿勢は「伴治郎」と共通するものがあります。
メーカー直営店だからご提案できる価格
老舗メーカーの歴史があるからこその目利きの商品。
小説のなかの「KURA」と「伴治郎」が重なる、坂井希久子先生の『若旦那のひざまくら』がオススメです。
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